
2007年09月15日
閑話。

えー
昨晩は Lorraine(ロレーヌ)にて 定演予定でしたが
台風のため 延期 になりました。
9月28日(金)21時 にやることになりました。
7月にも 台風で中止になったんすよね ロレーヌ。
でオーナー夫人の言うには
「この台風男(笑)」
けっこう雨男ってのは あるし 自分でも そーかも と思う。
けど 台風って… ねぇ?
最近読んだ本から。
①「詩はこの世界に生きることの苦しみや喜びを正確に書き記すものでなければならなかった。」
(高橋源一郎、日本文学盛衰史、p256、講談社2004)
文学って 詩やら小説やらが ふくまれてくるんだろうけれど
じゃ 音楽で 詩ってなんだろう?Satieは詩っぽいカンジするけど…
逆に小説っていったら MahelrとかWagnerとかあのへん?
じゃ Reichなんかは何なんだ??
とかツレヅレに考えてると楽しい。
②「いったん書かれた文字は口を出た言葉と同じで取り返しがつかない…。」
(高橋源一郎、官能小説家、p.270、朝日文庫2005)
「書かれた文字」じゃなくて 「弾かれた音」でも まったく同じだよな と。
だからこそ 演奏って面白いんだろうけど。
その セツナ に立ち会えること。
ホント素晴らしい音楽 聴いたあとって動けなくなるからなぁ。
なんだか近頃は 高橋源一郎さんが多いなぁ…
もうちょっとケンゼンなものも読まないとかな…
(あ 写真は佐賀です 山への入り口
写真だとそうでもないけど 実際はセンチヒ的な怪しさがあんだよな…)
Posted by さのしゅうさく at 14:12│Comments(3)
この記事へのコメント
おひさしです。
音楽で詩ですかぁ。
またまた おもしろそうですねー(^^)
メロディ・ラインから いろんなイメージのできる曲って いいですよねー♪
そういえば 高校の音楽の教科書に おもしろい言葉がありましたよー。
「詩は音楽にならなかった言葉
音楽は言葉にならなかった詩」
ヘルマン・ヘッセ(1877~1962 詩人、小説家)
当時は あまりピンとこなかったけど。
なーんとなーく 印象に残ってて。
その何年か後に 曲を作るようになってから
「このことだったんだぁぁ!!」
と 目からウロコが 2枚も3枚も落っこちた。
音楽も詩(言葉)も 表現するための toolなんだよなぁ。
同じ曲でも
楽譜をなぞっただけの 味のない演奏もあれば、
詩人のように 情感たっぷりな演奏もあるね。
同じ言葉でも 使い方によって 響き方が 全然ちがう。
キャラとか状況で 「ばか」でも 愛情表現になっちゃう みたいな。
音楽でも 音色とか音量とか テンポとか微妙な強弱に 個性が出てたりするのが おもしろい~♪
でも、やっぱ誤解されたりしないよう 一音一音を よーく理解して出さないと なのかなぁ(汗)
なんだかんだで 音楽と言葉って 似てますね。
音楽で詩ですかぁ。
またまた おもしろそうですねー(^^)
メロディ・ラインから いろんなイメージのできる曲って いいですよねー♪
そういえば 高校の音楽の教科書に おもしろい言葉がありましたよー。
「詩は音楽にならなかった言葉
音楽は言葉にならなかった詩」
ヘルマン・ヘッセ(1877~1962 詩人、小説家)
当時は あまりピンとこなかったけど。
なーんとなーく 印象に残ってて。
その何年か後に 曲を作るようになってから
「このことだったんだぁぁ!!」
と 目からウロコが 2枚も3枚も落っこちた。
音楽も詩(言葉)も 表現するための toolなんだよなぁ。
同じ曲でも
楽譜をなぞっただけの 味のない演奏もあれば、
詩人のように 情感たっぷりな演奏もあるね。
同じ言葉でも 使い方によって 響き方が 全然ちがう。
キャラとか状況で 「ばか」でも 愛情表現になっちゃう みたいな。
音楽でも 音色とか音量とか テンポとか微妙な強弱に 個性が出てたりするのが おもしろい~♪
でも、やっぱ誤解されたりしないよう 一音一音を よーく理解して出さないと なのかなぁ(汗)
なんだかんだで 音楽と言葉って 似てますね。
Posted by みーみー at 2007年09月22日 18:51
はろーみーみーさん。
ヘッセ大好き!
新潮文庫ぜーんぶもってる!
「春の嵐」って音楽家の話が好きだなぁ。
>同じ言葉でも 使い方によって 響き方が 全然ちがう。
キャラとか状況で 「ばか」でも 愛情表現になっちゃう みたいな。
だよな。なっとく。
音楽でもたぶんそうなんだと思う。
会場とか、そこの雰囲気って
だから大事になってくるんだろうね。
>なんだかんだで 音楽と言葉って 似てますね。
伝達の手段という意味なら似てるんじゃん。
けど何をどう表現してくか?
ってなるとまた違う話か…
ヘッセ大好き!
新潮文庫ぜーんぶもってる!
「春の嵐」って音楽家の話が好きだなぁ。
>同じ言葉でも 使い方によって 響き方が 全然ちがう。
キャラとか状況で 「ばか」でも 愛情表現になっちゃう みたいな。
だよな。なっとく。
音楽でもたぶんそうなんだと思う。
会場とか、そこの雰囲気って
だから大事になってくるんだろうね。
>なんだかんだで 音楽と言葉って 似てますね。
伝達の手段という意味なら似てるんじゃん。
けど何をどう表現してくか?
ってなるとまた違う話か…
Posted by さのしゅうさく at 2007年09月24日 14:05
Grüß euch!
「春の嵐」、ゲルトルート、だっけ。
オリもヘッセたくさん読んだ!
「荒野のおおかみ」が好きだ。
しかも、新潮文庫、ほとんど母親が持ってたやつで。
すごい年季が入ってる。笑
つい最近、ユングの入門書みたいなん読んだら、
ヘッセのこと思い出しました。
ヘッセの作品はユング派の狩場、とも書いてあったし。笑
詩と小説、まずは形式が違うよね。
音楽でいえば、小品とソナタとかシンフォニーとかの
違いかなあ。
あと形式でいえば、時代での違いもあるよなあ。
モーツアルトのシンフォニーを、今いうような小説とは
捉えにくいし。モーツアルトが死ぬ少し前にスタンダール
が生まれてるかんじだしね。
けど、しゅうさくさんが言ってるような、作曲家の持ってる
キャラクターと関連するような、作品の内容性の違い
みたいなんもあるよね。
それはやっぱり、近代が確立した以降の作曲家の中
でってことみたいね。
今度一緒に古典を勉強しようさ。笑
>「いったん書かれた文字は口を出た言葉と同じで取り返しがつかない…。」
>
>「書かれた文字」じゃなくて 「弾かれた音」でも まったく同じだよな と。
>だからこそ 演奏って面白いんだろうけど。
>その セツナ に立ち会えること。
いやー、こないだから読み返している武満徹のエッセイに、
同じような意味のこと書いてありました。
その重さにあらためてぶるっとしました。
「春の嵐」、ゲルトルート、だっけ。
オリもヘッセたくさん読んだ!
「荒野のおおかみ」が好きだ。
しかも、新潮文庫、ほとんど母親が持ってたやつで。
すごい年季が入ってる。笑
つい最近、ユングの入門書みたいなん読んだら、
ヘッセのこと思い出しました。
ヘッセの作品はユング派の狩場、とも書いてあったし。笑
詩と小説、まずは形式が違うよね。
音楽でいえば、小品とソナタとかシンフォニーとかの
違いかなあ。
あと形式でいえば、時代での違いもあるよなあ。
モーツアルトのシンフォニーを、今いうような小説とは
捉えにくいし。モーツアルトが死ぬ少し前にスタンダール
が生まれてるかんじだしね。
けど、しゅうさくさんが言ってるような、作曲家の持ってる
キャラクターと関連するような、作品の内容性の違い
みたいなんもあるよね。
それはやっぱり、近代が確立した以降の作曲家の中
でってことみたいね。
今度一緒に古典を勉強しようさ。笑
>「いったん書かれた文字は口を出た言葉と同じで取り返しがつかない…。」
>
>「書かれた文字」じゃなくて 「弾かれた音」でも まったく同じだよな と。
>だからこそ 演奏って面白いんだろうけど。
>その セツナ に立ち会えること。
いやー、こないだから読み返している武満徹のエッセイに、
同じような意味のこと書いてありました。
その重さにあらためてぶるっとしました。
Posted by トグチ at 2007年09月27日 17:30